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【小さな会社の社員評価】vol.2〜評価の考え方〜


小さな会社の経営者の方々は、社員の仕事ぶりを評価したい給与などの形として還元したいと考える方がとても多いです。

しかし、自社独自で社員の評価を考えるには取り掛かり方が分からないと言われます。

また、先輩経営者やインターネットにある評価制度のシステムは、評価項目が多く評価の仕方も複雑で自社には合わないと思う方も多いです。

小さな会社の社員評価は様々な考え方やツールがありますが、ここでは皆さんの仕事をベースに社員の行動結果にフォーカスをした評価の仕方についてご紹介します。


小さな会社の社員評価をするために用意すること


AJTのブログ「小さな会社の組織つくり1」経営資源に関するお話をしました。

経営の資源であるモノ・カネ・情報を効果的に使うのはヒトです。

『経営資源であるヒト(社員)に経営者と同じ価値観、判断基準でモノ・カネ・情報の使い方を示したものが社内ルールです。
会社の未来を目指す姿や、判断基準は3つの言葉で表されます。

1.Vision:企業が長期的に目指すゴール(将来像)
2.Mission:その企業が果たすべき使命
3.経営理念:経営者が経営活動をする上で大切にしている考え、価値観


この3つの言葉は、これから同じ組織で働くメンバー集めをする際の基準になります。』


つまり、小さな会社で社員を評価するには、次の3つのことを準備しておくことが必要です。

  • 経営者と同じ価値観、判断基準でモノ・カネ・情報の使い方を示した社内ルールを決めておくこと。
  • ルールを守るとどのような会社になっていくのか、会社の未来や経営者の考え方を示すVision・Mission・経営理念を明確にしておくこと。
  • どのような段階で仕事を覚えていくのか、自社の学びの段階を考えておくこと。

社員評価を考える前に、この3つのことについて予め考えます。特に、社員の評価を考える上で「仕事の学びの段階」は非常に重要です。


例えば、将来自社を多店舗展開したいと考え、今いる社員を店長候補として育てたいとします。その時、5人の社員に同じように育成しても、全員同じ結果にはならない可能性があります。
学びの段階に沿って育成をすると、相手が躓いた内容と時期を知ることができ、その情報によって5人の社員の能力を測ることができます。

「なぜか同じことをさせているのに、同じように成長しないんだよね」という感覚値での評価では社員は納得できません。社員を評価するのであれば、明確な評価の根拠を示す必要があります。更に、その根拠が会社の発展や社員個人の成長に繋がる内容であることも大事です。

この根拠を示すためにも、社内ルールやVision・Mission・経営理念が必要です。

まとめ

社内ルールやVision・Mission・経営理念は会社の根幹です。社員の評価を考える上でも、重要な要素になります。

あなたの会社で社員の評価をしたいと考えるのであれば、評価の根幹になる社内ルールやVision・Mission・経営理念から整理をしていきましょう。

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